何がいいのかというと、高校生が休みだから電車が空いていて、毎日必ず座れたのである。今の職場は朝夕だけ乗り換えなしの直通電車が出ているので、これに乗ると1時間弱の睡眠時間を確保できる。
しかしまあ、9月はやってきてしまうわけで、学校を特別に愛しているという一部の異常な方を除く生徒の皆さんと同様、僕も大変残念である。高校生が乗っていると、ちょうど僕の乗る駅に着く上り電車は「立っている人はほとんどいないが座席は全部埋まっている」というくらいの乗車率でやってくる。
以前書いたかわからないが、到着した電車で空き席を確保できなかったときにできるだけ早く座るためのコツは、「誰の前に立って空くのを待つか」という判断をすることである。もっと具体的に言えば、座っている高校生の前を確保することなのだ。終点まで乗っていく高校生というのはあまりおらず、だいたい途中駅で降りるからだ。路線によって違うかもしれないが、うちの路線はそうである(逆に大学生とか専門学校生と思しき若い私服のお兄さんお姉さんは都心に学校があるので終点まで降りない。サラリーマンはやはり終点まで行く人が多いが、意外と途中下車率が高い。年齢が高いほどその傾向にある。でかい荷物を持っていかにもこれからハイキングに行くぞ、という中高年の方は途中の大きい乗り換え駅か終点のほぼ2択だ。)。
もちろんこれは良く知られているらしく、制服姿の前のつり革から順に塞がっていくという面白い現象が見られる。
僕は一番手前の駅で降りてくれる制服を覚えているが、やはりそういうのはみんな覚えていて競争率が高い。すこし短くてもいいから確実に座りたいというのであれば、いつも二人組で座っていて、25分くらいで降りてくれる男子高校生あたりを狙うと確実である。
そんな中で、僕のいつも乗る車両にはひとりだけハズレの女子高生がいるのである。安易に制服だーと思ってその前に立っていると、地下鉄乗り入れのさらに先の駅まで立たされる羽目になるのだ。
今日僕の前にいた女の子がそうで、途中で気づいてあわてて場所を変えた(おかげで40分ほど寝られた)。
結局どういう話かというと、僕がどいた次の駅で乗ってきてそそくさとその子の前に立ってたおっさんは不幸であることよ、ということが言いたかったのだった。
情報は力なり。
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それよりも座っている高校生が少ない。